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この素晴らしい世界に祝福を! 14巻【書評・レビュー】

この素晴らしい世界に祝福を! 14巻の感想を書いています。

 

 

あらすじ

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こころのウイルス【書評・レビュー】

 

こころのウイルス

こころのウイルス

 

まず、タイトルが良い。

人間が色々なことで上手く行かない原因を、「こころのウイルス」を名付けている。

普通は、障害とか、病とかと名付けると思うのだが、「こころのウイルス」と名付けるセンス。

著者のドナルド・ロフランドの軽妙な語り口によって、展開されていく語り口が心地よい。

特に前文は名文なので、一読の価値がある。

 

本書は、NLP(Neuro Linguistic Programing、神経言語プログラミング)を基礎にした話だ。

 

ある程度の年齢になると考え方や生き方、反応の仕方に一定のパターンができてくる。このことをNLPでは「プログラミング」と言っている。

我々の考えや行動は、様々な経験を通して神経と言語/非言語によってプログラミングされているのだ。

一度プログラミングができあがると、その後は条件反射のようにパターン化され反応するようになっていく。

パターン化された条件反射の中には、自分にとってプラスの反応もあれば、マイナスに働く反応も出て来る。

そのマイナスの思考パターンを変えるために、NLPでは、再プログラミング(リプログラミング)する方法も確立して来た。

人の思考パターンや行動パターンは、実証済みの効果的な手法を用いることで変えることができるのだ。

 本書は、

「心が調和(コヒーレントな状態)にあれば、生き生きと暮らすことができる」

ことをモットーに、こころのウイルスを駆除して行くことを旨としている。

 

人間は健康な状態であるときは、コヒーレントであるという。

日本語で言うと、調和しているとか、同調しているとか

そういった感じ。わくわくし、生き生きしている状態といってもいい。

 

しかし、人間は現実を認識して、意味づける過程で

このコヒーレントな状態を乱してしまうのだ。

 

こころのウイルスは、4種類に大別されている。

「引き金ウイルス」、「思い込みウイルス」、「葛藤ウイルス」、「殺人ウイルス」の4つだ。

 

重要なのは、どのウイルスにも自分にとって「プラスとなる動機」が隠されていることにある。

プラスとなる動機を含め、ウイルスが作用するメカニズムを理解することが、こころの調和を手に入れるたったひとつの方法だ。

 

どのウイルスにも共通していえることは、自分にとっての「プラスの動機」が潜んでいてそのことに気づかないことがウイルスを排除できない大きな要因、という点。

ウイルスを排除するためには、プラスの動機をもつプログラムの仕組みを理解し、意識化することがまず第一段階だ。

 

この本を読んで、人間のこころって、随分単純なんだなぁと思った。

簡単なテクニックで、人間って変わっちゃうんだから。

もっと人間って複雑なんじゃないかともおもうのだが、

効果があるのは確かなような気がする。

 

この本をよんで確かに自分の心の在り方が変わり、

それに伴い、僕を取り巻く、さまざまな環境が変わってきているように思う。

 

人間が複雑か単純であるかどうかはともかく、

効果があるならテクニックは、テクニックとして認めて

単純である心のメガニズムを逆手にとって

うまくコントロールしてやれば、

思ったとおりの生き方ができるんじゃないかなという気になってくる。

 

でも、そのテクニックが体になじんでくると、

それがテクニックの域をこえて、

ひとつの思想というか、

考え方の枠組みになってくるところがある。

よい感じだ。

 

ここ数年、時代の空気として

個人の能力より、

こころのあり方が重視される傾向があるように思う。

それは、ビジネスの現場であってもだ。

 

この本を、個人の能力としてのハウツー本、

自己啓発本としてとらえるのでなく、

正しいこころのあり方を学ぶ本

として捕らえるといい。

 

もちろん、成功したいということが引き金になってもよいが、

本を読むことにより、思考がコヒーレントな状態になればよいなと思う。

【ウイルス】ウイルスの種類

ウイルスを種類分けする場合、持っている核酸の種類で分ける「DNAウイルスかRNAウイルスか」という分け方、エンベロープを持っているかいないかで分ける分け方、そして宿主となる生物の種類によって分ける分け方などがあります。

 

宿主の種類といっても、ヒトやウシなど「種」レベルの話ではなく、この世に生きている全ての生物を大きく分けるレベルのものです。

 

この世に生きている全ての生物は、真正細菌古細菌、真核生物の三つに大別されます。前二者が原核生物、つまりバクテリア。この三つの分類群を、「超界」といいます。

 

ウイルスは、これら三つの超界の生物を宿主とする「真性最近ウイルス」、「古細菌ウイルス」、「真核生物ウイルス」に分けられます。

このうち、真核生物ウイルスは、動物を宿主とするか、動物を宿主とするかによって、「動物ウイルス」と「植物ウイルス」に分けられます。

さらに動物ウイルスは、昆虫を宿主とするか脊椎動物を宿主とするかによって、「昆虫ウイルス」と「動物ウイルス」に分けられます。

 

現在のウイルスの分類体系は、その化学的性質であるところの「DNAウイルスかRNAウイルスか」を基本として分けられているので、本記事でもこれにしたがって紹介して行きます。

 

 「DNAウイルス」とはその名の通り、遺伝子の本体としてDNAを持っているウイルスです。

 ウイルスの進化学の観点からすると、RNAの方が昔からいて、DNAのほうが新しく進化したと考えられており、またサイズは比較的大きいものが多いようです。

 

一方、「RNAウイルス」とはその名の通り、遺伝子の本体としてRNAを持っているウイルスです。DNAウイルスが誕生する以前から地球上にいたと考えられていますが、その起源に関してはDNAやRNAの起源、生命の起源とも関連し、いまだに定説はありません。

 

また、RNAウイルスの中には、感染した宿主細胞の中で、自分の持っているRNAからDNAをわざわざ作り、これを宿主細胞の中に、無理やり押し込むという、とんでもないことをするものもいます。これを、「レトロウイルス」といいます。

 

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【ウイルス】ウイルスの細胞内での増殖の仕方

一般的にウイルスは次に示したステップを経て、宿主の細胞の中で増殖することが知られています。

本記事ではそのステップを、「吸着」「侵入」「脱核」「合成」「成熟」「放出」の六つのステップに分けて紹介します。

  • 吸着
  • 侵入
  • 脱核
  • 合成
  • 成熟
  • 放出

 

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【自殺】自殺に至る思考パターン

僕が思う、自殺したくなる思考パターンについて。

先に断っておきますが、自殺したい人にとっても耳障りの良い話ではないです。

 

  • 自殺方程式
  • 自殺未遂経験者への3つの質問 
  • 破滅の思考パターン
  • 自殺したいあなたへ
  • 変わるには?
  • 最後に

 

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【人工生命】コンピューター上の生命・人工生命モデルまとめ

この記事では、人工生命を模したコンピューター状のモデルについてまとめています。

最近はやりの人工知能と深く関連しており、人工知能を用いてより基礎的な問題を解決しようとする試みが、人工知能に繋がっています。

今回この記事を作るにあたり、以下の本を参考にしました。 

 

人工知能と人工生命の基礎

人工知能と人工生命の基礎

 

 

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【書評・レビュー】文章をダメにする三つの条件

文章の書き方の本は色々出ていますが、僕が優れていると思っている本の一つに、宮部修の「文章をダメにする三つの条件」があります。

文章ダメにする条件について書かれている本ですが、そのことから逆に、優れた条件が浮かび上がってきます。

 

文章をダメにする三つの条件 (丸善ライブラリー)

文章をダメにする三つの条件 (丸善ライブラリー)

 

 

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