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この素晴らしい世界に祝福を! 14巻【書評・レビュー】

この素晴らしい世界に祝福を! 14巻の感想を書いています。

 

 

あらすじ

 

ゆんゆんが紅魔族の長となるための試練に受かるのを手伝うために、カズマたちが再び紅魔の里に行くことに。

そこでいろいろなトラブルがあり……。

 

さらに試験が終わった後、カズマたちの前に、謎の美人プリーストが現れる。

その目的とは……。

 

 

この素晴らしい世界に祝福を!は、いつも楽しく読ませてもらっていますが、今回は少し微妙でした。

  

以下の点が微妙でした。

 

下ネタが多すぎる

もともと、このすばは典型的ななろう小説の「メタ作品」的な感じで誕生して来たのだと思っていた。

なろう作品は「チーレム」を扱っている作品が多い。

そのメタとして、このすばが位置付けられていると思っていた。

 

しかし、今回は(というより、巻を追うごとにだんだん)、典型的な「チーレム」作品に近付いている気がする。

まあ、良いのだが、典型的なラノベに近づいているようで、少し微妙だった。

 

典型的な例↓ 

 

「カズマさんは娘と同じ部屋がいいわよね?」

「当たり前じゃないですか」

「話がややこしくなるので黙っていてください!」

即答する俺に向け、めぐみんがカッと威嚇する。

「おい待てよ、お前こないだ、俺に子供は何人欲しいか聞いてきたじゃん!」

「親がいる前で言う事ではないですよ! それに、アレは将来の話ですから!」

 口論する俺達をよそに、アクアがこいこいとこめっこに手招きする。

「あの二人のお話は耳に入れちゃダメだからね。こめっこちゃんには私が折り紙を折ってあげるわ。ほーら、爆殺魔人もぐにんにんよ」

「かっけえ!」

 なんだよ爆殺魔人って、なんだよもぐにんにんって、すげえ気になる。

 アクアがこめっこの注意を引いている間にも、ダクネス達はどんどんヒートアップしている。

めぐみんお前……! 普段私にエロセイダーだのエロ令嬢だのと言っておきながら、いつの間に家族計画まで立てたのだ! めぐみんはむっつりだ!」

「し、失礼ですよ、誰がむっつりですか! もういいです、ほらカズマ、出かけますよ! まだ日課が終わっていないのです。どこかそこら辺で済ませましょう」

 このままでは不利だと悟ったのか、めぐみんが俺の手を引き出かけようと……。

日課? ダクネスさん、娘の日課とは何ですか?」

めぐみんは一日一発、体力を使い果たして身動きが取れなくなるような事をしているのです」

ダクネス、誤解を招くような言い方は止めてください! 何だか言い方が卑猥ですよ!」

 ダクネスは、今までエロだ何だと言われてきた事への仕返しなのか、

「ちなみに、毎日あまりにも大きな音で行為に及ぶので、アクセルではめぐみん日課が名物となっております。最近では見学者まで来る始末で……」

「ウチの娘は公衆の面前で何をしてるの!?」

 

 

展開が予想できてしまう

あと、今回は展開がありきたりでした。

あっと言わせろとは言わないですが、基本的に次に来ることが予想できる様な展開で、「わくわく感」はあまりなかったです。

 


 

まあ、いつも通り面白かったのは確かなので、よかったです。

あと、セレナの体がえっちすぎる。

セレナの体↓

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