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野崎まどおすすめ小説4選

飛ぶ鳥を落とす勢いの作家である、野崎まどさんのおすすめの本を紹介していきます。

 

 

know 

know (ハヤカワ文庫JA)

know (ハヤカワ文庫JA)

 

「知る」ことをテーマにしたSF作品です。

テーマにとても深く切り込んだ作品で、考えさせられます。

また、どの作品にも言えることですが、ストーリーが非常に良いです。

良すぎて逆に少し冗長な部分が無かったら良かったのに・・・と思わせるくらいには良いです。

ただ、主人公の性格が積極的になるべきところで消極的で、どうでも良いところで積極的なのが少し鼻につきます。

[映]アムリタ

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

 

野崎まどの処女作です。

「芸大の映研を舞台に描かれる、異色の青春ミステリ」との触れ込みですが、ミステリーよりはややファンタジーやホラーの方が近い気がします。

「文体に引き込まれる」という表現がぴったりくる作品です。

ストーリーもとてもよく、何回読み返しても伏線の上手さに驚かされます。

2

2 (メディアワークス文庫)

2 (メディアワークス文庫)

 

「[映]アムリタ」、「舞面真面とお面の女」「死なない生徒殺人事件」「小説家の作り方」、「パーフェクトフレンド」から続く、野崎まどの「天才」シリーズの最終作です。

このシリーズでは「天才」について様々な考察がなされるのですが、そこに終止符を売ってくれる作品でもあります。

「自分が天才でないと天才は書けない」と言われますが、野崎まどが天才であることがよく分かる作品です。

舞面真面とお面の女

舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)

舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)

 

かなり初期(野崎まど2作目)の文体ですが、この記事を書いている筆者はこの頃の文体が一番好きです。

軽いノリの文体で書かれていて、テンポが非常に良いです。

また、野崎まど作品の中で一番文章が面白い作品でもあると思います。

軽いノリで書かれてはいますが、扱っているテーマはそれなりに重いもので、深く考えさせられます。

 

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さて、以上が野崎まど作品のおすすめ4選でした。

これからもどんどん面白くなっていく野崎まどワールドを、今のうちに楽しんでおきましょう!